ベストコレクション

N.S.P( NSP ) ベストコレクション歌詞
1.かげふみ

作詞:天野滋
作曲:天野滋

冬のかげは昼間でも
大きいからすぐつかまるよ
きみのかげをふんだなら
ぼくからもうにげられない
かげふみ かげふみ
日かげなんかににげるなんてずるいな
かげふみ かげふみ
つかまえたらキスしてもいいだろう
かけ足のおそいきみ ほらつかまえた

お日様がかくれたら
きみとボクはちょいとひとやすみ
ながれるあせをふくのには
きみのハンカチかりようか
かげふみ かげふみ
二人だけのないしょないしょのあそび
かげふみ かげふみ
寒空の下 風といっしょにおいかけっこ
にげおくれたスカートのかげをふんだのさ

かげふみ かげふみ
二人だけのないしょないしょのあそび
かげふみ かげふみ
つかまえたらキスしてもいいだろう
かけ足のおそいきみ ほらつかまえた


2.雨は似合わない

作詞:天野滋
作曲:天野滋

頭の中をぐるぐると いろんなことがかけまわる
小さい時しかられたこと 仲間はずれにされたこと
そんなことまで思い出し フフンとにやけてみせる
鏡の中の自分にネ 涙がこぼれているのに
冬だから 雨は似合わない
冬だから 君を思い出す

一つのマフラー二人でしてネ 君のポケットで僕の手を
暖めてくれた君に お礼のひとことを今
水たまりをはねかえし 白いソックスは泥だらけ
君がころべばいいなとネ 僕は冗談に言ったっけ
冬だから 雨は似合わない
冬だから 白と黒の街

たとえばタバコを吸ってみる 一人で映画を見たくなる
君は淋しくないのかい 僕は死んでしまいそう
おでことおでこくっつけて また話がしたい
それからそっとキスをする それから長いキスをする
冬だから 雨は似合わない
冬だから さよなら思い出す
冬だから 寒いのはしょうがない
冬だから 君を思い出す
冬だから 雨は似合わない
冬だから 君はもういない


3.夕暮れ時はさびしそう


4.コンクリートの壁にはさまれて


5.赤い糸の伝説

作詞:天野滋
作曲:天野滋

人は生まれながら 赤い糸で結ばれている
そしていつかは その糸をたどって めぐり会う
しかし その糸は 細くて 弱い

あなたと僕の 小指の糸が
ほどけない様に 結びましょ
明日の朝は 汽車に乗るあなた
別れに涙は つきものと
いやなんだ いやなんだ
やさしいあなたを ひたすら待ち
年をとる悲しい僕に なりそうな気がして
誰にも見えない 赤い糸が
二人をつなぐという

キャラメルほおばり ほほふくらませ
あなたと並んで 歩きましょ
あなたの口びる ひとさし指で
そっとふれても いいですか
だめなんだ だめなんだ
じょうだんも言えずに くだをまく
あなたが女じゃなかったら なぐってやるのに
遠く離れてしまえば 愛も
消えてしまうという

こわいんだ こわいんだ
あなたの写真を みながら
あなたが思い出になってゆく そんな気がして
つながっているだろうか


6.あせ

作詞:天野滋
作曲:天野滋

全く人気のない道に しらけた太陽が照って
ほこりっぽい石ころだらけ 風もない雨もない
何かいいこと捜して ひたいにしわよせて歩いて
こんな道 一本道を気のむくままに フラフラと
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗を流し
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗をぬぐう
せっかく生きているのに 何にも出来ないなんて
石ころをけとばして 空にぶつけてみようか
みっともないこんな姿を 誰にもみせたくないから
道に沿って 遠くどこかへ 行ってしまいたいのさ

この世で一番大事なものは 一体何だろう
金でもない勉強でもない まして女じゃないさ
もちろんそれだって 少しは大切だけど
もっと大事なことが 絶対あるはずさ
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗を流し
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗をぬぐう

そりゃ誰だって つらいことはたくさんあるけれど
この世に生まれた以上は 生きてゆかなくちゃ
生意気だけど 精一杯生きてゆくのさ
そうすれば きっと何かがあるはずさ
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗を流し
つぶつぶの しょっぱい汗を
つぶつぶの 汗をぬぐう


7.北北東の風

作詞:天野滋
作曲:天野滋

北で生まれた僕が 寒さにふるえて
南で生まれた君が 汗かいていた
日本にはたくさんの人が 住んでるけど
こうして会ったのは 何かのえんでしょう

神社でさいせんの おこぼれひろった僕と
お祭りにだしのつなを ひっぱった君が
日本じゅうの 恋人たちのするように
僕の作った曲に 詩をつけて歌おう

かなわぬ夢ばかり 追いかけてばかりより
今のこのひとときを たいせつにしよう
今日の風 今日の風 北北東の風

僕のことが大好きだって うなずいた君も
いつかはおよめに行くよな 時が来て
日本じゅうの女の人と 同じように
どこかの誰かさんを 愛すのでしょう

遠くの方ばかり 過去のことばかりより
今のこのひとときを たいせつにしよう
今日の風 今日の風 北北東の風

かなわぬ夢ばかり 追いかけてばかりより
今のこのひとときを たいせつにしよう
今日の風 今日の風 北北東の風


8.あなたこっちを振り向いて

作詞:天野滋
作曲:天野滋

僕が忘れた 車のKeyを
そっと隠して ポケットに
いじわるするんじゃ こまってしまう
機嫌を直して くださいね
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて

ブラックコーヒー 向こうの席は
恋人同士が 語り合う
さめたコーヒー 苦いはずです
きまずい思いじゃ 苦いはずです
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて

くもり空です くもり顔です
手もふりきったら 御機嫌ななめ
僕の後ろを トボトボついて
もうすぐ涙 くもりのち雨
あなたこっちを振り向いて
ちょっと八重歯をのぞかせて


9.さようなら

作詞:天野滋
作曲:天野滋

やけに真白な雪がふわふわ
真っ裸の木をこごえさせ
蝉の子どもは土の下
あったかいんだね ぐっすり眠る
昨日までそうだったように
明日もこのままでいたかった
楽しかったわだなんて
それが最後の言葉かい
ひとの言葉は悪いいたずら
愛は心にかいた落書きさ
いつまでも心にへばりついて
ぼくの心を悲しくさせる
さようなら さようなら……
去年の冬はふたり仲よく
こたつでまるまっていたんじゃないか
君はみかんをむいてくれたし
ありがとうってぼくは笑ったはずさ
ほくには君が大切なのに
君だっておんなじはずさ
あれは嘘っぱちだったんだね
もういいよさようなら さようなら
さようなら……


10.八十八夜

作詞:天野滋
作曲:天野滋

ひきだしの中からあの人の写真
みんな棄ててしまったはずなのに
それはもう黄ばんでしまっていて
泣き顔か笑い顔かわからない
あの人の思い出にピリオドを打って
明日 嫁ぎます
もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる
もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる

こんな夜にあの人の電話
遠くでなつかしさが話し掛ける
本当はあの人に手を引かれ
いっしょの人生を歩きたかった
昨日までのあの人を忘れられないのは
私の弱さでしょう
もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる
もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる

写真が黄ばむように あの人との事も
色あせてゆくかしら
もうすぐ八十八夜 もうすぐ暖かくなる
もうすぐ八十八夜 もうすぐ幸せになる


11.歌は世につれ

作詞:天野滋
作曲:天野滋

街頭では学生たちが
マイクをもって声を上げる
決まりきったように政治の季節
どこかの店先に流行りのメロディ

歌は世につれ僕はおもう
燃えつきそうな若さにしがみつこうと
いつでも いつでも

情熱を注ぐのは何でもいいし
どれもこれもが1つの青春で
僕もこうしてギターを持って
LOVE SONGを口ずさむ

歌は世につれ人は誰でも
過ぎていった昨日にすがりついてる
いつでも いつでも

死にたい時も何度かあった
自分が嫌になることだって
泣き顔だらけの僕のとなりに
君が笑ってすわっていて欲しい

歌は世につれ僕はおもう
足並をそろえすぎて流れてしまう
いつでも いつでも


12.さくら草(雪どけ水は冷たくて)


13.シャンテの街


14.線香花火

作詞:天野滋
作曲:天野滋

はじっこつまむと 線香花火
ペタンと しゃがんで パチパチ燃やす
このごろの花火はすぐに落ちる
そうぼやいて きみは火をつける
浴衣なんか着たら 気分がでるのにね
湯上がりで うちわを片手だったらね
はじっこつまむと 線香花火
僕は燃えかす拾う係りでも

風を背にうけ 線香花火
僕はきみの機嫌が 気になるけれど
こうしてる二人は 絵になるわ
そうつぶやき きみは火をつける
きみの目の中で光っているんだ
こっちの方が本物よりすてきさ

風を背にうけ 線香花火
僕たちの恋も きれいに燃やそうよ
パチパチ光る 線香花火
来年も二人でできるといいのにね


15.弥生(やよい)つめたい風